先日ヒーラーではないお坊さんが、霊感ではなくて勘を使っているといったことを話されていて、勘とは経験から生まれる感覚だと思うのですが、それは歴史から学ぶことでったり、見てきたこと、耳にしてきたことより、気づきが生まれることだと思います。

ブレインクリア・セラピー®は、その「勘」を磨くことで、場合によっては体に影響を及ぼす霊感を鍛えずとも、人を癒し、仕事として捉えることができます。

「津田さんって現実的。」と受講生から言われてきたその感覚から、スピリチュアルヒーラーが今後なくならない仕事になるだろうと捉えています。今回はその理由をお伝えします。

さまざまな時代に関わることができる今を生きているわたしたちができること

第二次世界大戦が終わった25年後にわたしは生まれていますが、戦中、戦後に生きた人たちの人生を間近に目にすることもでき、戦後自由に生きることができなかった女性たちの想いを、母親たちから見ることができた反面、経済的には豊かだった頃からの衰退していく50年。

その真っ只中に自分が存在することができ、それは大変貴重な体験だと感じています。

2010年頃、近くにあった規模の大きいダイソーが縮小された時、これまで当たり前にあったことがそうではなくなっていく、不便になっていくんだなと、その時感じたのですが、着実にそれが経済全体に広がり、現実になってきていて、価値観が根底から変わりはじめています。

スピリチュアルの世界では、土から風の時代になったと言われています。

物質に価値を感じていたこれまでから、見えないものに価値を感じる時代に突入したといわれ、わたしが宇宙エネルギー療法を学び始めた15年前でいうと、やる側の「見えないことにお金をいただいていいのか?」という葛藤と、受ける側の「見えないものにお金を払うの?」という意識があったように思います。

いまでは、カウンセリングやコーチングといった、「時間に対する対価」が認知されるようになったことで、ヒーリング、ヒーラーも同じように、やる側の限られた時間、これまで積み重ねてきた経験や資格を提供することになりますから、やる側の捉え方次第で、仕事として認知してらうことは十分可能です。

高齢化・社会保障の負担増で、なにができる?

さらに現実的な話をすると、

●社会保障は、年金、医療、介護、子ども・子育てなどの分野に分けられ、国の一般会計歳出の約1/3を占める最大の支出項目となっています。

●社会保障制度の基本は保険料による支え合いですが、保険料のみでは負担が現役世代に集中してしまうため、税金や借金も充てています。このうちの多くは借金に頼っており、私たちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況です。
(財務省HPより抜粋)

避けることができない現実に、わたしたち一個人ができることを考えた時、「まずは健康でいること」になります。そこで、「病気にならない生き方」が選択できる人とできない人の二極化があります。

病気にならない生き方は、ひとりひとりが自分の体に責任を持ち、なにが自分の体にとってストレスになるのか?に気づいて回避していくことで、病気を防ぐことはできます。

たとえば、全く運動をしなかった人が、日常でウオーキングを取り入れ始めることで、健康寿命が変わります。ひとつひとつの選択次第で現実は変わるということです。

「そういった選択ができる人を増やしていく」のがヒーラーです。

2025年には5人に1人が75歳以上になり、働く人が減ったら、病院や医療関係者が減ります。
「具合が悪くなったら病院へ行く」という常識は変わります。

先延ばしにしてきたわたしたち日本人の思考

そうはいっても人は、変わることに大きな抵抗があります。ホメオスタシスというそうなんですが、現実を嘆いていても、いざ変わろうと思うと怖くてできない。というのが人間の心理です。

医療でいえば、「具合が悪い」→「診察を受ける」→「薬が処方される」というのが基本にあります。

そのため、特に現実を変えることをしなくても、改善することはありますし、さらに薬が増えていく人もいます。

ほとんどの人が、「病気になった」その事実に対して、薬、治療、手術といった対処をしてきましたが、問題の根本原因に気づかないと、また同じことを繰り返します。老化とともに肉体は限界に近づいていくため、健康でいたい人は先延ばしにする思考をそろそろやめる時です。

今の社会を見てわかる通り、30年間、コツコツと成長の積み重ねをしてこなかった日本の経済ともリンクしています。信念を持ってコツコツと続けることができる人が健康も願望も手に入れることができ、ヒーラーに向いていると言えるでしょう。

そこであなたは、自分と向き合う時間は取れてきたでしょうか。まずはあなた自身が自分と向き合い、足かせとなっていた思考と決別することで、継続的に人の役に立てるヒーラーになれます。

日本人の幸福度がなかなか上がらない中、まずは自分を幸せにすることにフォーカスし、それができればもっと他人に対する敬意や寛容な気持ちが生まれます。混とんとした時代で、平和に近づく最初の一歩です。

ストレスで簡単に不調になる人間の体

病気になった時は必ず、その前に大きなストレスがかかっています。もしくは少しずつストレスがかかっていて、気づいた時には病気になっています。

嫌なことがあった時、お腹や胃が痛くなる経験をしたことはありますか?
体は簡単にストレスに反応するという現象です。

それが人によっては遺伝や生まれ持った体質によって、弱いところに不調となって現れます。

小学1年生までおねしょをよくしていたわたしは、大人になっても膀胱が弱いと感じていましたが、感情、ストレスからきていることが分かった今は、加齢があっても特に不調になることはありません。

あなたは自分の弱い内臓に気づいて、不調を回避できているでしょうか?

花粉症やリウマチなど、自分の免疫を攻撃する自己免疫疾患は増え続け、怒りの塊と言われているがんになる人はこの20年で、アメリカよりも増えていることから、目の前の原因を先伸ばしにしてきた日本人がいます。それと同時に死に対する恐怖を持っています。

このような意識を持った人が一定数いるのが普通であること、否定をすることなく、あらためて自分を見つめる時間を作って、死生観など、考える機会にしていただきたいと思います。

過去の感情やトラウマを癒していくことで変わる心身の健康

自力で過去の感情を癒すということはとても難しいです。
心理学のワークなどさまざまなブロックを解除していくものも、蓋をしていると、なかなか見つけることができません。

ブレインクリア・セラピー®の大きなメリットとして、「忘れている、蓋をしているトラウマに対して、宇宙が具体的に年齢、感情を教えてくれる」ということがあります。ヒントをくれるということです。

そこにワークを取り入れること、さらにセラピーで感情を軽くしていくことで、最短でたくさんあるトラウマに対して、俯瞰できるようになります。

心理学やヒーリング、さまざまなスピリチュアルの技術を学んできた方々からも、「一番早い」と言われています。しかも受講スタート早々に、取り組むことができるので、そんなに難しい技術でもありません。

ヒーラーは気づきを発信していく存在

実はさまざまなことに気づけない人は多いです。学校でも自分と向き合うことに取り組んではきていません。
たとえば、「戦争をセラピーで止められないの?」なんて声を聞くこともありますが、そこに至るには、長い人間の歴史を知ることであったり、そこから学んで行動に生かすことであったり、問題を外側に求めてしまう自分に気づいて行動することになりますが、ここで気づける、気づけないという二極化も起こりはじめています。

この「気づける人」を増やしていくことが、ヒーラーの役割のひとつでもあります。ですからヒーラーも当然「気づける人」になることが条件で、それには自分と向き合い感情にフラットになる努力が必要になります。

ヒーラーは、病気になんでなったのか?人生でなぜ何度も同じような人間関係のトラブルが起こるのか?起こった出来事の前にあったことに気づき、それをお客さまにも気づいてもらう問いかけができるようになることです。

それにはまずは自分の問題と向き合って気づくことになりますが、最初はできなくても、繰り返し意識していくことで出来るようになります。もしできなかった場合に、ヒーラーを継続することが難しくなります。

自分の欲求を満たすだけのヒーラーではなく、心の成長を諦めないヒーラーが増えていくことで、ヒーラーが信頼される存在となり、現実に即した仕事として認知される時代がやってくると考えています。

『ヒーラーとは?職業として長く続ける方法』記事はこちら