
霊感に全く自覚がないわたしが目に見えない世界が気になりだしたのは、25年前の長女の出産でした。
生まれてみたらダウン症、分娩台にいる状態で「ダウン症」と言われた時は、高校の通学途中でよくダウン症の子どもたちを見かけていたので、「日常生活は普通にできるし大丈夫。」と思いました。
しかしかなりレアなタイプで、妊娠中に脳が萎縮していて、自力では生まれてきたものの、首が坐らない、ミルクが飲めないといったことが徐々にわかってきて、それと共に、先祖が気になりだしたのがこの頃でした。
今回は成仏してもらうスキルを身に着けてから、気になる先祖を自ら調べてセラピーをしていったことと、再婚して姓が変わることで、今の家系と向き合うことになって起こった結果から、墓参りとは違う先祖供養の在り方について、書きました。
なんで先祖供養してみようと思ったのか?

調べてみると代々「脳」に関わる疾患を持っている人が多かったのが最初です。認知症、脳溢血、脳梗塞、小児麻痺、植物状態など。脳の疾患が続いていましたが、血筋には関係がなく連鎖していました。
そして生まれてすぐであったり、生まれる前であったり、若くして亡くなるなど、調べてみると知っている人は少ないのに、かなりの確率で上記のことが起こっていました。
どの家系でもあることだと思うので、一度調べてみることをおすすめします。
そして子どもたちに受け継がれることを考えると、原因のわからないこの不安を断ち切りたいと思いました。
先祖から受けついている土地というのも気になっていたのですが、今思うと原因はこれだけではなく、自分の意識レベルの低さからきていました。なんとか現状から脱したい。そのきっかけで思いついたのが先祖へのセラピーでした。
元気で産まれてきたことの奇跡

ある時思い立って、戸籍を取りに行きました。役所で担当者に「家系図を作りたい」と伝えたら、淡々と次から次へと戸籍を出してくれました。
当時は3代先までの戸籍が取れて、まとめてみると全部で100名近くになりました。
当時は成仏していない人の想いをセラピーで宇宙に教えてもらいながら、上がってもらうことをひたすらしたのですが、受講生にもおすすめしているこの方法から、見えてきたことがありました。
皆さんにそれぞれ調べてもらうと、歴史や住んでいた地域、さまざまなアクシデントが重なって亡くなった人、障がいを持って生まれた人などがわかってきます。
そこで気づいたのは、元気で産まれてきたことが奇跡であったということです。
戸籍を取るだけではなく、墓標を調べてみたり、親戚から情報を集めて書き出すだけでも、なにか気づきが得られます。
変容がはじまる
変容とは変化とは違い、ものごとの本質が変わるとった、根っこから変わるといった体験が1週間後から始まりました。
現在の夫との出会いがあり、12年間自由に考えられなくなっていた自分の思考を解放することができ、そこからブレインクリア・セラピー®が始まりました。自然に身を任せていたら、現在の姓が墓じまいをすることとなり、戸籍から先祖にセラピーをすることにもなりました。
その後、先祖からは感謝や解放のエネルギーや「地球への貢献」といったメッセージをもらえたような体験をいくつもしました。家族全員が自己実現できたのも、さまざまな要因がある中で、先祖へのセラピーがパフォーマンスを引き出す最初の出来事と感じています。
先祖供養をした受講生で、「特になにも変わらなかった」という人も多いですが、それはどう捉えたらいいかというと、目の前の現実はさまざまな要因がある中で「先祖からの影響を受けていない状態」ということで、過去にも未来にも囚われる必要がない、自分の自由な思考でやりたいことをどんどんやっていたらいいと捉え方をすれば、より先祖への感謝を感じることができるでしょう。
大切にするものはなにか?

先祖にセラピーをしてから現実が変化していった経験をしたことで、目に見える墓はなくても先祖がいて今の自分がいることに感謝の心を常に持ち、それをどこに還元するか?という意識に変わっていきました。
先祖へのセラピーは、子孫ひとりひとりの才能を引き出すために取り組むべき最初の一歩とわたしは捉えていて、ブレインクリア・セラピー®を学び、実践する生徒さんには、出来る範囲で先祖へのセラピーをおすすめしています。
新しい先祖供養の方法で無事に墓じまいになる

生をもらった家系と新たに引き継いだ姓の先祖供養をした結果、どちらも墓じまいという方向に進みました。
先祖やお坊さんから、「お墓は大切にしなさい」と言われて育った方は多いと思うのですが、過去を思い出してモヤモヤ、イライラしたり、未来を憂い生きることが、苦しみを作り出して、現実を辛いものとしています。
もしかしたら長い歴史で言われてきた先祖供養の方法が、その憂い、苦しみを作ってしまっている。そんな家系があるかもしれません。
今回体験してみて、過去や未来にフォーカスすることを減らしていくことのひとつに、「墓じまい」という選択もあるように思いました。
引き継いでいく人へ、自由な人生の選択肢を増やすひとつでもあるように思う反面、そうはいっても世の中を見渡せば、これまで代々続いてきた地域や先祖の風習、家族の想いはそれぞれ違います。「簡単に墓は手放せない」と思っている人も多いのは事実です。どちらを選択するにしても共通して言えることは、「先祖があって今の自分がいる」という事実をどう捉えるか?によって、目の前の現実も変わるということです。