
「意識が高いね」と言われる人が、必ずしも“幸せ”とは限らない。
自己啓発書を読み、瞑想や感謝の習慣を実践し、より良く生きようと努力しているのに、どこか満たされない。周囲の「無関心」や「現実主義」「対話力の不足」に心が疲れる。そんな体験をしている人は少なくありません。
意識の進化に取り組むほど、感受性が高まり、社会の違和感にも敏感になる。結果、孤独や葛藤が深まり、「なぜ満たされないのか?」という問いに直面します。
今回は、「意識が高い」とされる人ほどなぜ苦悩しやすいのか。そして心が疲れる原因となる“幸せとのギャップ”をどう乗り越えるか?を、意識レベルの視点と心理学的背景から解説していきます。
「意識が高い」とは、どういう状態?

一般的には、自己成長に関心があり、使命感や利他的な価値観に基づいて行動する人が「意識が高い」とされます。
ブレインクリア・セラピー®では、デヴィッド・R・ホーキンズ博士の『パワーかフォースか』で提唱された“17段階の意識レベル”を元に、人の意識の状態を体系的に捉えています。
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この意識レベルが上がるほど、「愛」「平和」「自己超越」などが行動の動機になり、精神性も高くなっていきます。
意識が高くなると、なぜ“苦しく”なるのか?
意識レベルが上がるというのは、単にポジティブになるという意味ではありません。それは、「見えていなかったものが見えるようになる」プロセスでもあるのです。
社会の歪み、他者から受ける負のエネルギー、内観することによって気づいた心の痛み……
それらを“感じる力”が高まる一方で、それにどう対処していいかわからない。そんな状態になる人が少なくありません。
ここに、「意識の高さ」と「幸せの実現」の非連動性が存在します。
幸せは“能力”でもある

私たちは、ある研究を通して「幸せの実現には、ある種の“内的能力”の育成が不可欠である」と確信するようになりました。
意識が高いだけでは、幸せになれない。
それは成功者と言われた人でも、たくさんのお金を持っている人であっても、“自分の人生に反映することができない人がいる”ということがわかってきました。重要なのは、『意識の高さを現実に活かせる力』。
それは、自分を深く理解し、心の軸を安定させ、状況に振り回されずに選択するための能力です。
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その力とは?

私たちは今、ある診断ツールを開発しています。
質問に答えることで、あなたの意識の傾向と、幸せを形にするための“能力”のバランスを数値化できる仕組みです。意識の高さを“生きやすさ”に変えるには、“特定の能力を育成する”ことが鍵になると考えています。
それは、外の世界に左右されず、自分の軸で歩むためのもの。
日々の小さな選択に確信を持ち、自分と深くつながりながら、現実を創り出す能力です。
詳細は今後、診断ツールとともにご紹介していきますが、これらの力を整えることで、意識の高さは“孤立”ではなく、自由な在り方・生き方の選択へと転換され、本来の力を自然に発揮できる世界(ユニバース)へと移行します。
意識の高さを、孤独や苦しみで終わらせないために

意識が高いことは、決して“浮いている”ことではなく、“先を生きている”ということ。だからこそ、適切な伴走者やコミュニティが必要です。
- 感受性が高いままで安心して話せる場
- 理想と現実の間で、行動を調整できるようサポート
- 自分を責めず、プラスに転換する自他との対話と仕組み
それがあれば、意識の高さは“生きづらさ”ではなく、“生きる喜び”へと変わります。
幸せを感じる力は、後天的に育てられる
生まれつき幸福感を持てる人もいますが、多くの人は経験を積み重ねて気づき、幸せを育てます。訓練可能な技術ということです。
意識を高く保ちつつ、それを現実の幸福に結びつけたい。そう願う人にこそ、この「幸せ実現力」を届けたいと、私たちは願っています。
診断や詳細は、メルマガ等でご案内予定です。今後の発信を、どうぞ楽しみにしていてください。
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