― 父と母、それぞれの在り方と、子どもの成長段階 ―

子どもとの会話がすれ違う。こちらは心配して伝えているのに、子どもは不機嫌になるか、反発してくる。
あるいは、何も言わなくなってしまう…。
このような親子の“ズレ”には、性格の違いや育った環境の違いももちろんありますが、実はもっと深い“意識”が関係しているかもしれません。

人はそれぞれ、物事の見方や捉え方、感じ方に「階層」があります。
それを「意識レベル」として捉えてみると、親子関係のなかで起こる“謎のズレ”が、意外と腑に落ちることがあります。

「意識レベル」とは?感情や在り方の“高さ”を示すもの

意識レベルとは、私たちの思考・感情・行動の背景にある「内的なエネルギー状態」を、0~1000の数値で表したものです(※パワーかフォースか/ホーキンズ博士の理論をもとに)。

たとえば、
100未満恐れ、無力感、怒り、罪悪感といった“重くネガティブ”な状態(フォース=力によるコントロール)
200以上勇気、中立、意欲、愛、理解といった“自発的で調和的”な状態(パワー=内なる力の領域)

このように、意識レベルは「目に見えない状態」ですが、親と子の関係において、最も根本的な影響力を持つ要素といっても過言ではありません。

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母親の理想的な意識レベル:200(勇気)〜500(愛)

母親は、子どもにとって「心の拠り所」であり「感情の安全基地」です。思春期以降の子どもは、親から離れていこうとする力と、無意識のうちに“安心を求める本能”の間で揺れ動いています。だからこそ、母親が高すぎず・低すぎず、適度に安定した意識状態にいることが、子どもにとって「戻れる場所」の役割を果たします。

母親の意識レベルの例
200(勇気):子どもの選択を尊重し、失敗も受け止めながら見守れる
310(意欲):新しい視点や学びを楽しみながら、子どもと共に前進できる
400(理性):感情で動かず、必要なときは論理的に助言できる
500(愛):条件なく「そのままのあなたで大丈夫」と安心を与える存在

大切なのは、「こうしなさい」ではなく、「どうしたいと思ってる?」と問いかけ、信じて待つ姿勢です。

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父親の理想的な意識レベル:250(中立)〜500(愛)

一方、父親は「社会の基準」や「行動の方向性」を子どもに与える存在です。特に男の子にとっては、「どう社会と向き合うか」という感覚を父親から学びやすく、女の子にとっては、「異性との関係性の土台」を父親との関係から築いていくとも言われます。

父親の意識レベルの例
250(中立):「まあ、やってみたらいいんじゃないか」と適度な距離で見守る
310(意欲):「その挑戦、いいね!」と背中を押す
400(理性):経験や知恵をもとに、冷静な視点で道筋を示す
500(愛):成果に関係なく「存在そのものを肯定する」まなざし

父親が社会と前向きに関わっている姿を見せることで、子どもは「この世界で生きていっても大丈夫なんだ」と感じられるようになります。

 

 

子どもの意識レベル:150(プライド)〜350(許容)で揺れ動く

思春期~20代前半の子どもは、まだ意識レベルが安定していません。ときに「どうせ私なんて…」と無力感(100前後)に落ち込み、またある日は「やってやる!」と意欲(310)にあふれ、別の日には「なんでそんなこと言うの?」と怒り(150〜175)で反発する…。

このように、“日々意識レベルが上下する”のが、実はとても自然な姿です。子どもは揺れながら、「本当の自分」を見つけていきます。

 

 

 

 

親子の意識レベルがズレると、どんなことが起きる?

【親が高すぎる場合】(例)母:500 愛 / 子:150 プライド
(子どもの感じ方)「正しすぎて話が通じない」「見透かされているようで疲れる」距離ができる。

【親が低い場合】(例)父:180 欲望 / 子:310 意欲
(子どもの感じ方)「足を引っ張られる」「自分が親を超えてしまったような違和感」早く自立したがる。

【バランスが良い】(例)親:310 意欲 / 子:200 勇気
(子どもの感じ方)「応援されている」「ちょうどいい距離感」信頼と自由で、のびのびと力が発揮できる。

意識レベルのズレが“支配”や“依存”の関係になると、親子はお互いに「苦しさ」や「反発」を感じやすくなりますが、ほんの少し意識を整えるだけで、関係性は驚くほどやわらかくなっていきます。

 

 

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親は「正解を与える人」ではなく「伴走者」

親だからといって、すべてを知っている必要はなく、“ほんの少しだけ視野が広くて、冷静で、温かい人”であればOKです。
子どもが迷った時、落ち込んでいる時に、ほどほどの距離にいて、光で足元を照らす存在。
“半歩先”にいることが、子どもにとって本当に頼れる「親」なのではないでしょうか。

子どもが伸びる家庭には、共通点があります。それは、親の意識レベルが「内なるパワー」で生きていること。

力でコントロールする(フォース)のではなく、信じて任せる(パワー)を体現していることです。家庭は、何度でも安心して戻れる場所であり、挑戦しては戻り、安心してまた飛び立てる。

そんな場であれば、子どもは自然に、自己実現の道へ進んでいけます。

 

 

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