生霊とは生きている人の霊です。誰かへの嫉妬、羨み、心配などの執着心から、知らない内に生霊を飛ばしていたり、飛ばされていたりします。誰しも生きていればそういったマイナスな感情を抱いたり、抱かれたりすることはあるでしょう。生霊は見えていないだけで、私たちが思っている以上に身近に存在しているのです。

生霊がつくと肩が重くなったり、体調を崩したり、時には転んだり事故にあってしまう可能性もあります。生霊をもらう以前から波長が下がっていることが多いので、精神的に疲れているときこそ、生霊をもらいやすい体質になっています。また、亡くなった方の霊よりも生きている人から生まれた生霊の方がエネルギーが強いため、不調を感じやすいという実感があります。

職業柄、生霊が憑いてしまった人をたくさん見てきましたが、生霊を飛ばす人や飛ばされる人には共通して言えることがあると気が付きました。今回はそんな実際にあった体験談も交えつつ、どうして生霊が憑いてしまうのか、ブレインクリア・セラピー®で浄化したらどうなるかをお話ししていこうと思います。

生霊が憑く人・憑かない人の特徴

生霊は生きている人間のネガティブな感情から生まれます。普段は明るくて前向きな人も、仕事や私生活で疲れて波長が下がっていると、マイナスなエネルギーを受け取るだけでなく、発っしてしまうこともあります。

『生霊を飛ばしてしまう人、憑いてしまう人、憑きにくい人』には特徴があります。10年以上スピリチュアル業界に携わってきた私の経験を元にまとめてみました。

【生霊を飛ばしてしまう人の特徴】

・なにか問題があった時、すべては周りや環境のせいだと考える

・世の中の理不尽なことや不公平なことに腹を立てている

・自分のことを棚に上げて、他人の悪いところを攻撃する

・自分の私生活に満足していなく、成功している人を見ると悲しくなる

・プライドが高く、自分の非を素直に認められない  など

【生霊が憑きやすい人の特徴】

・他人の不幸な出来事に必要以上に感情を乗せてしまう

・承認欲求が強く、うまくいったことをつい自慢げに話してしまう

・相手と対等でいることに慣れていなく、いつも上下関係の下になることが多い

・注意力が散漫になっていて、何事にも集中できていない

・目立つことが多く、他人から羨ましがられる

など

【生霊を飛ばさない・生霊が憑かない人の特徴】

・自分と他人の境界線をはっきりわかっていて、必要以上に感情移入しない

・五感を満たしたり、休息の取り方が上手

・食事や適度な運動など、バランスが良く心身ともに健康

・人にネガティブなことを言われてもうまくかわせる

・成功していても謙虚でひたむきな姿勢でいる  など

生霊が憑いた生徒さんの体験談

ここでは私の生徒さんが実際に経験し、私が浄霊した生霊の体験談をお話します。どれもよくあるような話なので、生霊は思ったよりも簡単に憑いてしまうのだとわかりました。

【体験談1:妹への心配の念で憑いた姉の生霊】

普段は前向きで、活発なAさんですが、仕事の人間関係や将来のことで悩みを抱え、一時的に波長が下がっていました。

そんな時、Aさんは妹が同じような悩みで困ってるのを聞き、妹をいつも以上に心配してしまったそうです。Aさんは波長が下がっているので、頭の中で物事が整理されていなく、妹の問題に集中することで自分は問題がないというように肯定したかったのかもしれません。

その時のAさんは自分について考えたほうがいい状況だったのですが、自分の経験と重なって妹を過剰に心配してしまい、結果的に妹にAさんの生霊が憑いてしまいました。

意外かもしれませんが、生霊は誰かへの嫉妬や恨みの感情だけでなく、間違った方向に向いた強い心配の念からも、執着という意味で憑いてしまうのです。

Aさん本人とこのお話をしたところ、生霊を飛ばしてしまうほど妹さんに執着していたことに驚いていましたが、本来は前向きな方なので、自分の問題をないがしろにしていたことを自覚。ブレインクリア・セラピー®をしたことにより、妹さんの首の違和感も気にならなくなったそうです。

【体験談2:失敗しろという気持ちから生まれた生霊】

レストランでアルバイトをするBさんは、仕事を要領よくこなし、学業や恋愛でも充実した私生活を送っていました。

Bさんは重要な仕事も任され、店長からもお気に入りの存在だったそうですが、小さなミスが重なり、そのことを同僚が先輩へ報告し、普段の頑張りとは反して強く怒られてしまいました。

理不尽に思ったBさんは、別の同僚Cさんにそのことについて相談したところ、そのCさんも先輩に愚痴を言った場に居合わせていたらしく、Bさんのミスを報告した一人でした。

Cさんは普段から人を妬むような言動があり、Bさんのことを前からよく思っていなかったのか、後日体調を崩したBさんにセラピーをしたら、Cさんの「うまくいかなければいいのに」という念の入った生霊が憑いていました。

今回はBさんとCさんの両方にブレインクリア・セラピー®をしたところ、生霊を浄化したあとはBさんの体調も元に戻り、Cさんとの職場での気まずさも収まったそうです。

【体験談3:部下への罪悪感と羨ましさから生まれた生霊】

事務員として働く新人社員のDさんは、ある日、上司に商品の発注を頼まれたのですが、発注先の住所を間違えてしまい、後日送り先から商品が届いていないと連絡がありました。

上司は売上を上げることに必死で、もちろんミスをしてしまったDさんに非があるのですが、顔を真っ赤にしてみんなの前で激怒され、Dさんはお昼休みに泣いてしまったそうです。

上司はあとからじんわりと「そんなに怒る必要がなかった」と罪悪感を抱いていたようで、後日肩が重いというDさんにセラピーをしたところ、その上司の生霊が憑いていました。以前から若くて自由なDさんのことを羨ましく思ってたこともあり、執着の念が入っていました。

こちらもDさんと上司それぞれにブレインクリア・セラピー®をしたところ、Dさんの肩の痛みは和らぎ、後日上司から「この前は言いすぎてごめんな」と言ってもらえたそうです。

霊道が開いていると、問題はさらにこじれる

さらに霊媒師さんや体に霊を取り込んで浄霊をするスキルがある人があまり気づかず、さらに難しいとも言われる「霊道」が開いていた場合、病院では原因がわからないのに、数か月から数年同じ症状で悩まされるご相談は多くあります。

生霊は上げられても、霊道が閉められないことで、生霊を引き寄せやすい人は頻繁に専門家のところへ通うことになり、「いつまで続けたらいいのだろう?」という不安から解放されずに、ブレインクリア・セラピー®にたどり着く人も増えてきています。(霊道の話はまたの機会に)

・2年続いた病院では原因のわからない胃の痛みが、霊道を閉め、患者さんの依存の感情にセラピーをしたことで翌日の朝には2年ぶりに痛みが和らぐ

・膝に水が溜まり、痛みがあったところ、膝の霊道を閉め、毎日通っていた近所の高齢者の執着にセラピーをした翌日には水が引き、痛みが和らぐ

・嘔吐を繰り返し、なかなか回復しないところで胃の霊道を閉め、友人の生霊にセラピーして半日、すっかり吐き気が治まる など

「オバケより生霊怖い」

これらの体験談だけでも、生霊がついてしまったきっかけは日常生活でそう珍しくない状況だと思います。特に、最初に紹介した生霊が憑きやすい人の特徴に当てはまる人は要注意です。

「オバケより生霊怖い」
これまで霊的な問題で相談をいただいてきた中で、非常によくいただく言葉です。痛くて辛いけれど、どうしたらいいのかわからない思いをしてきた方々の切実な声です。

ブレインクリア・セラピー®は、霊感やスピリチュアル能力がなくてもできるセラピーなので、基本的に誰でもこのセラピーを使って浄霊ができます。実際に私自身もお化けを見たことがなく、スピリチュアル能力がなかった生徒さんたちもこのセラピーを実践しています。

生霊やなんとなく彷徨っている霊、思いを残して成仏できない霊に関して、セラピーを行うことで、痛みの変化、なにかが背中や肩に乗っかったような重さの変化、攻撃的な人の言動の変化等、実績があります。

なぜ視えないのに浄霊ができているのかわかるかという記事は別で書いてあるので、そちらをお読みください。

体験談でもあったように、生霊を飛ばされた人だけでなく、飛した人にもブレインクリア・セラピー®をすることで、生霊が浄霊できるだけではなく、人間関係の改善まで役立てることができます。

自分で浄霊ができるスキルを身に着けると、もしも霊的なエネルギーが憑いてしまったときや、事前に憑かないためのセラピーも行っていますので、常に本来の自分の力を発揮し続けられることがこのセラピーの強みだと思っています。