亡くなった娘から教わったことがセラピーの指標となる

生きていたら22歳になっていた長女ですが、ダウン症と脳の萎縮で、5歳の時に心不全で亡くなっています。
ほんの5年の間ですが、様々なことを教わり、それがセラピーを伝えていく上での指標となっています。
西洋、東洋の医療、代替療法など、どれもパーフェクトではありません。
良くなるのであれば、併用していくといった柔軟な考え方が、良い結果を招くように思います。

今日は長女から学んだ①薬の使い方②悩みの重さ③亡くなった人への喪失感についてお話します。
①薬の使い方
まず検査を受けて、自分の体の状況を知ることは大切です。その情報からどう症状を和らげていくのか、自分で選択をしていけばいいと思います。
長女が2歳の頃、こんなことがありました。熱が出て小児科に行くと、薬を処方されるものの、微熱が治まらず、また病院へ行き、薬をもらう繰り返し。この状態でなにが起こるかというと、脳が委縮していることで、肺や腸の機能が低下しやすい、免疫細胞も低下しやすく、自分で治す力は日に日に弱っていきます。食べてもむせる、下痢も起こる、にっちもさっちもいかない時、そこで食べたものが間違って肺に入ったりすると、誤嚥性肺炎といった流れとなっていきますが、その時点で小児科を変更。その病院では短期間で強めの抗生剤を使いウイルスをたたく、ということで九死に一生を得ました。しかし肺の何割かは無気肺といって、つぶれてしまいました。肺がつぶれると、酸素濃度が低くなります。携帯酸素を常備するようになりました。ちょうど20年前の6月でした。6月は気候の変動で、障がいがある方は風邪が重症化しやすくなるようで、毎年ドキドキしたように思います。
そういった経験から、その人の持っている体質により、薬もうまく使う。気になるのであれば、薬の副作用を抜く、内臓の機能をできるだけ上げる、といったセラピーをやってみるといいのだと思います。

②悩みの重さ
人間はどの状況に置かれても、人と比べて「あー、自分は良かった」と言って、自分を慰める層の人たちがいます。
障がい者の親の世界も同じで、重い障がい者を見て、「うちの子の方がまだいい」と思う人もいます。しかしわたしからすると、障がいが軽い人ほど、社会とのつながりがあるため、勘違いされたり、ばかにされることがあり、ピュアで、精神性が高いだけに、本人が辛い思いをすることがあります。障がいが重い場合、誰かに介護されることが一生続く、ずっと病院で暮らすなど、社会との接点は少ないかもしれませんが、それもまた本人や親の悩みになります。だから、五体満足である私たちも同じこと。悩みは人それぞれで、比べるものではありません。誰かと比べている限り、生き方の質は上がりません。

③大切な存在が亡くなった時の喪失感
人間に限らず、大切なペットにも言えることですが、大切な存在が亡くなった時に、喪失感は時間でしか解決できません。それが1年なのか3年なのか、違いはありますが、だいたい3年くらいはかかると思います。あまり気持ちを寄せすぎてしまうと、残された人を心配したり、亡くなった存在が死んだことを信じられなくて、成仏できなかったりしますので、残している想いを聞いてみたり、もう大丈夫だからと、成仏しないと生まれ変われないよと言って、そういった時にセラピーを使うのがいいと思います。

体の症状やうまくいかない環境は長引かせないことが、一番で、向かう方向性が間違っていないか?迷いが出た時に、セラピーを使うこともおすすめします。