みなさん、明けましておめでとうございます。津田涼子の次女です。気がつけばあっという間に2024年を迎えてしまいました。みなさんはこの年末年始、どうお過ごしでしたか。

私は家で日々の疲れをゆっくり癒し、頭と体を休めることができました。また、今年やってみたいことなどをざっくりと目標立ててみたりしました。

私は新しいことを決めたり、取り組む時に、心がけていることがあります。それは何かを「捨てる」ということです。ついつい興味があるものに手当たり次第に手を出したくなるのですが、物事は優先順位を決めて取り組まないとうまく行くこともうまく行きません。

そこで今日は、私が普段している「捨てる」ことについて、いくつかご紹介したいと思います。

モノへの執着を手放し、不要なものを買わない

私は10代の時、部屋が足の踏み場もないほどモノで溢れかえっていて、よく家族に怒られていました。母が「部屋を片付けるための本」を私に買ってあげるほどでしたが、効果はありませんでした。

ショッピングセンターに行けば、両手いっぱいになるほど買い物を満喫し、アルバイトで稼いだお金を服や雑貨に散財していました。でも結局あとになって使わずに、押入れにも収まらないモノたちは、床に転がっているのです。

今となっては、海外や国内を転々とする生活を好むこともあり、実家に荷物を置くこともなく、スーツケース1つとリュックサック1つだけで生活をしています。一転してミニマリストの生活になった今、一番変わったと思うのは、「満足感をモノで得ようとしなくなった」ということです。

私は自分を癒す時、循環を大切にしています。音楽を聴いたり、とても疲れた時はマッサージに行ったり、きちんと体を労わりなるべく次の日に疲労や心のストレスを持ち越さないようにしています。モノを買うことにお金を使ってしまうとその循環が滞ってしまうので、ショッピングをして気分を上げたい時は、可愛くて実用的なものや消耗品を買い、家に溜めないようにしています。

SNSをほどよく断つ、世間に惑わせられない自分づくり

これは現代で最も必要なことなのではないかと思っています。朝起きて最初にSNSを開き、寝る前の最後にSNSを見て寝る人は少なくないと思います。

私はInstagramやYoutubeのアカウントこそ持ってはいるものの、アプリを携帯にダウンロードせず、見たい時はウェブで都度ログインしたり、iPadでしか見れないようにしています。こうしてワンクッションを挟み、わざわざ自分から見にいく状態を作ることでSNSを見る頻度が格段と下がり、自分が情報を得たい時だけ見れるようになります。

このスタイルにしてからはSNSに無駄な時間を費やしたり、不必要な情報も入ってこなくなりました。また他人と自分を比較したり、SNS上で他人に良く見られたいという意識がなくなったことで、自分らしく自然体でいられるようになりました。

情報が溢れる現代だからこそ、情報にのまれず、情報をつかみにいける人であれるように、情報過多に敏感な私だからこそ実践しているシンプルな取り組みです。

思考の整理整頓、優先事項を決めて捨てる

思考を捨てるということは、モノを捨てたりSNSを断つことと違い、目に見えないことなのでより難しい課題となります。ですが、この2つはお互いに相互関係にあり、モノやSNSを断つことで思考が整い、思考が整うことでモノやSNSとの付き合い方も整理されてきます。

モノを持たない、SNSを使わない、このような生活をしていると、時間はかかりましたが、自然と自分のやりたいことや本当に好きなことが見えてきました。私は以前、自分のやりたいことや好きなことがないことがコンプレックスでしたが、シンプルな生活を送るようになってからは、些細なことでも自分の内側から湧く興味に耳を傾けられるようになりました。

時々、いろんなことで感情が溢れる時は、自分が考えていることをそのまま紙に書き出し、優先事項を立て、優先事項が高いと思ったものに今集中するように練習しています。時折、思考が脱線してうまくいかないこともありますが、そんな時は否定をせず、その感情に浸かっている自分を肯定してあげることも必要です。

まとめ

今回は、私自身の経験を通し、「いい年づくりのためのシンプルな生活」を送るためには物理的な断捨離だけでなく、心の整理も大切だということに触れてみました。

モノへの執着を手放し、不要なものを捨てることで今までと違った満足感を得られたり、SNS使用を制限することで情報過多から解放されることができました。

また思考の整理整頓をし優先事項を明確にしたことで、本当に大切なことに気がついたり、パフォーマンスを上げることができました。シンプルで意味ある生活を築くために、少しでも参考になれば幸いです。

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