手立てが見当たらない人間関係に、ブレインクリア・セラピー®を行ってみると、あっさり変化することがあります。今回は、職場や親子関係で、諦めていた問題にセラピーをしてみたら、想像以上に変化があった事例をお伝えします。

ただし、セラピーを行う側が、相手をコントロールしたいといった欲求が働いている時など、変化が期待できないことがあります。

分かれた相手とその親からの過剰な電話とLINE

お付き合いをしていた相手と分かれた直後から、一日何回も電話とLINEが、しかも相手の母親からも同じように連絡が来る状態で、困っている時にセラピーを行いました。

結果、すぐに電話もLINEも連絡が止まったということでした。
住んでいる土地、脳をメインにセラピーをしました。本来の親子とは違う、不要なエネルギーが影響して、執着といったエネルギーも強くなっていたようでした。

職場のトップが仕事中、自家用車に籠っている状態

現場のトップが勤務中に、自分の車に毎日いる。という特殊なケース。なにが原因なのか?考えて、セラピーをしていただきました。

土地?トラウマ?現実逃避したいなにかがある?そのあたりを探してセラピーを行い翌日。

「事務所にいてびっくりした。」とセラピーをした本人の感想です。その後3週間、事務所で仕事をしているそうです。

不安を解消するために時間構わず電話をしてくる親

戦中、戦後を体験してきた親は、思うように自分の人生を生きてくれなかったという背景があります。「子どもは親の所有物」と捉えるのが一般的だったように思いますし、ひとりでいると「寂しい」「誰かと話がしたい」と思うのも人間です。そこからわたしたちも学ぶことがたくさんあります。

自分の子どもを通してみると、実は子どものほうが親より精神性が高いと感じることがよくあり、関係性では親が上であっても、精神性では親が低いというアンバランスで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

人間だれでも不安はあります。年々不安が増して、「眠れなくなる」という話はたびたび聞きますし、不安を軽減する方法も人それぞれです。

自分で軽減できれば一番いいのですが、子どもや他人に依存している場合、今回のように深夜2時など時間構わず何度も電話をし、その結果、受ける側は平日仕事をしていたため、心身が参ってしまっている状態でした。

このご相談でセラピー後、夜の電話はなくなり、2~3日に1度程度の電話まで変化、その後、平日の電話はなくなり、2週間で週に一度、週末に電話がくる程度まで変化をしました。

不安になったきっかけや、相手の事情を想像できない脳の状態などに、セラピーを行いました。

家族での職場、週一しか休みをもらえない状態

両親の会社で働くAさん。店舗の定休日である週に一度しか休みがないため、やりたいことができない状態で、ストレスを抱えていました。いくらお願いしても、休みがもらえない、その他、両親の夫婦仲があまりよくないということで、父親、母親それぞれにセラピーを行いました。

結果夫婦仲が変化、旅行に行くまでになり、店休日以外に「ゴルフへ行きたい」というAさんのお願いに、父親がすんなり承諾。家族に対する厳しさが和らいだようでした。

「自分の言うことは絶対」「子どもは自分の所有物」など、頑なな意識に変化があったようです。本当の父親は、そこまで厳しくなかったということがわかりました。

おわりに

セラピーをしても、変化がない時があります。
①行う側が対象者をコントロールしたいという意識が働いている
②現実的になにもしないで、神頼み的に行った場合
③人格(パーソナル)障がいの場合

「不完全であるのが人間」ということを前提に、長く生きてきた分だけ人それぞれにルールがあり、それがこだわりとなって人との衝突が生まれています。ルールやこだわりが「不要なエネルギー」となっていて、それをある程度軽減していくことで、その人の本質が見えてきます。

わたしの周りには、トラウマや脳疲労を癒していくことで、「自分の中身が変わった」と言う人もいます。

今の自分はさまざまな選択の積み重ねによって作られているように思いますが、決断次第で一瞬で変えることもできます。

そして、不完全な自分を許すことができると、不完全な他人にも寛容になります。

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