講座を伝え続けて5年。地震や水害などの地球の度重なる異変やパンデミックを期に、医療や医療保険の限界、働き方の価値観が急激に変わり、どの問題も切実になってきたように思います。

5年前からこつこつと続けてきたことが、時代にマッチしてきて、セラピーを学んで身近な人に実践するだけでなく、仕事として捉える女性が増えてきたと感じています。

教えているわたしや講師が女性というのもありますが、男性の受講率は0.2%。まだまだ男性からしたら、仕事として捉えることが難しい業種なのかもしれません。

しかしこれをプラスと捉えて、女性たちでヒーラーを仕事として確立していくチャンスでもあります。今日は女性の社会進出にヒーラーがうってつけである理由をお話します。

男女格差を歴史から学ぶ

100年前の世界でいうと、選挙権が女性にはなかったそうです。アメリカは進んでいるのかと思いきや、女性の大統領がまだ誕生していません。第1次世界大戦においては、戦場へ行く男性に変わり、女性がズボンを履き外へ出て働くようになりました。第2次大戦後は、また女性は家のことをする専業主婦となり、夫や子どもを支えました。それが当たり前と、つい最近まで女性は社会に出ることを周りから制限されてきました。

その歴史の中で育った祖母や母から育てられているわたしたちです。「女性だから我慢しなければいけない」「やりたいことはやってはいけない」という心理を受け継いでいる女性は多く、それが子宮や卵巣など婦人科系の疾患につながり、代々受け継いでいる方にもよくお会いします。いつでも歴史は大切なことを教えてくれます。

しかし現在の女性の活躍を観察してみると、男性と変わらない仕事や家のこともできなくはないですし、出産経験や子育てしながら働き、さらに最近は自己成長のための学びをする女性は増えています。

ブレインクリア・セラピー®の講座においても、この1年間の統計を取ってみたところ、半数が40代前半の女性です。子育てをしながら学ぶ、子育てに生かす、周りの人に貢献するといった視点を持った女性ばかりです。

女性はタスクをいくつも持ちながら、人に奉仕するということを自然と身に着けています。

長く社会での地位に苦労をしてきた女性ですが、いまここで、才能を発揮する時代と環境が整いつつあります。

困っている人の役に立ちたいという気持ち

ヒーラーに関心を持つ人の共通点は、「人の役に立ちたい」というのがあります。
ちょっと男性のほうが、ビジネスの欲求が強いようなんですが、男性が家計を支えるという歴史からみたら当たり前の思考です。

ただこの思考は大きな不安を抱えることになり、それが力を発揮する足かせになることがあります。

働き方においても、本業だけの状態から、本業と副業の両立、副業が本業になるといった視点が、パンデミックを期にいきなりの思考転換となり、戸惑っている中高年男性も多々見られます。

それと同時に、女性は比較的身軽で思い切って方向転換ができる環境に身を置かれている方は多いのではないしょうか。これまでマイナスと捉えていた女性の立場をプラスに転換するチャンスでもあります。

純粋に「人の役に立ちたい」気持ちと、現実的な思考や行動が合わされば、人に喜ばれる仕事としてヒーラーが認知されることは可能だと思います。

学歴関係なし。人生経験が誰かのためになる

さまざまなヒーラーのスキルがあるため、国家資格などもなく、関心があるスピリチュアルの講座を学び、ひたすら実践、それと共にビジネスセンスを磨けば、学歴は全く関係がありません。

さまざまなスピリチュアルのスキルを併せてオリジナルのサービスを提供することもできるし、それがなくとも人生での経験が、思わぬところで困っている人の役に立つということがあります。たくさんの実績を積み、人生経験を学びに変えた人ほど、人に教えることもできるようになります。

感情に振り回され過ぎず、自分を客観的に見れる人は、すでにヒーラーとしてのマインドは整っている状態です。あとはスキルとビジネスの実践を積むことで、ヒーラーとして活動することはできます。

17段階の意識レベルがネック?

世の中のほとんどの人が怒りやプライドを抱えていることで、誰かと比べて「負けたくない」「悔しい」「うらやましい」といった感情が沸きます。普通に人間にはある感情です。

この状態は相手を否定することにつながり、しいては自分のことを認めることができず、常に不安を抱えることになります。

そして、すごいと認めて欲しい、誇示したい欲求が強く働くと、人とのトラブルが起こりやすくなります。

どんな自分にもOKが出せた人ほど、周りの人を許すことができます。それは癒す側であり続けることにつながり、そのゾーンに行き着いている女性をここ数年で何人も目にしています。

男も女もやっぱり「お母さん」が好き

わたしたちは皆、女性から生まれています。子育てに積極的なお父さんからも「どう頑張ってもやっぱり子どもはお母さんが好き」という言葉を耳にします。女性の特権です。

男性からのご相談、お問い合わせも増えていますが、母性が生かせる仕事でもあります。

男性の視点を身に付けたら最強

女性に足りないのは、感覚的な思考を論理的にしていくことです。

「なんとなく多い気がする」という感覚や目標を数字で明確にすることであったり、抽象的な言葉を具体的な言葉で表現することだったり、起こっている問題の本質を整理することです。

最初から「なんか楽しそう」「やってみたい」といって行動するより、この論理的思考(ロジカルシンキング)が身に着いていると、女性的な感覚がより生かされます。

最強になるためにゴールを明確にしよう

母性を生かし、直感を生かし、なおかつ論理的思考を持つことで、ヒーラーが誰かの役にたつ仕事として認知されるチャンスにきている今ですが、なんのためにヒーラーを仕事とするのか?というゴールを決めると、よりやることは明確になり、継続するパワーが身に着きます。

どんなことで困っている人の役に立ちたいのか?自分は今後、どんな生活を送りたいのか?これを明確にしておくと、一度ブレても初心に立ち返ることができます。

ブレインクリア・セラピー®のプロコースでは、スキルを身に着けるだけではない、働き方、生き方を変えるチャンスになります。