重度心身障がい者という知的にも身体的にも重度の方たちがいらっしゃいます。親が高齢になってくると、だれが世話をするのか?という問題はずっとあり、わたしの娘がいた頃(20~25年ほど前)は訪問看護がスタートしたばかりで、対応する側の専門性が必要であることもあり、どちらかというと高齢者のための訪問看護の傾向が強かったように思います。そのため重症心身障がい者がいる家族は、施設に空きがあれば、早い段階で入所をする方もよく見られたように思います。現在は訪問看護ステーションが充実していて、重い障害があっても自宅で介護しながら訪問で看護してもらったり、お風呂の介助をしてもらう傾向が強くなってきているようです。

今回は元々お腹をこわしやすい10代思春期の男の子が、下痢が2週間続いていることで皮膚の炎症も続き、手立てに困っている状態だったため、訪問看護師の生徒さんがブレインクリア・セラピー®をやってみることになりました。

お腹をこわしやすい方はわかると思うのですが、緊張するなど環境の変化でそうなることがあると思うんでうすね。知的に重い障がいがあって言葉が話せなくても感じることは同じと思うので、お腹をこわすキッカケが2週間前になにかあったのではないかと、宇宙創造主にその方の感情を聞いていき、生徒さんとやり取りしていったところ、お母さんの体調が悪いということがわかり、お母さんのその症状に対してもセラピーをしていただきました。親子にセラピーをしていき、息子さんの感情に対しては生徒さんが自宅に訪問をした時に、声をかけてもらうこともやっていただきました。

結果、お母さんは顔面麻痺がこれまであって、前回は注射をしたので、今回も注射を考えていたのですが、セラピーの後から麻痺がおさまり、注射を受ける必要がなくなったそうです。2週間続いていた息子さんの下痢もおさまり、お尻のかぶれも回復しました。

わたしの子どもが生きていた頃は、現在やっていることとは全く無縁であったので、なにもできなかったのですが、体調不良の原因が心からも来ていることがわかった今、まだまだわたしたちに、できることはあると感じました。