日常的、継続的な医療、介護に依存しないで、自分の心身で生命を維持し、自律した生活ができる生存期間を健康寿命といいます。平均寿命は延びているようですが、健康でいないと病気で辛い最期を迎えることになります。
先日80代の男性が、ウエイトリフティングで活躍している秘訣をNHKで取り上げていたのですが、この男性の心理とプロヒーラーの共通点が3つありました。この意識がある方が、プロのヒーラーに向いているということになります。

開放性の高さ

「開放性の高さ」とは、想像力が豊か、年齢関係なく、新しいことにチャレンジし、素直に取り入れる心と行動力を持ち続けることになります。
わたしより年齢の高い生徒さんが何人もいらっしゃいますが、この開放性の高さが素晴らしいです。人生100年時代を迎えて、自分に置き換えることが出来ていて、自分だけが良くなればいいという思考よりもっとその先が想像できる方です。
逆に開放性が低い場合、新しいことに挑戦することに抵抗を感じ、いつも通りの行動を好みます。ホメオスタシス(恒常性)といって、人間の特性として変化はしたくないので、それ以上成長することはありません。選択は自由なので、それが悪いわけではないのですが、プロヒーラーとしては、慢心で止まってしまいます。
本当にお客さまのことを思ったら、ヒーラー自身が開放性を高めることが、ヒーリングの質も高めます。

誠実性の高さ

誠実性は自己コントロールが高いとも言えます。危機管理能力も高いとも取れます。誠実性が高い人は集中力が高いこともあり、強い意志を持って目標に向かうことができます。一見想像力が豊かな開放性とは真逆のように感じますが、この二つのバランスを持ち合わせることは、ヒーラーに置き換えると、ヒーラーのスキルを充実していくことと、地に足をつけて発信することや、プロヒーラーで成し遂げたいゴールがあるということと共通します。両方がバランスよくなることで、仕事として成り立ってきます。

過去の経験をプラスに転換できている

80代のウエイトリフティングの男性は大学時代、レスリング部で主将になったのに、途中で辞めてしまったことがずっと心残りだったそうで、それが今でも努力し続ける理由になるそうです。この方は今諦めずにやり続けることで、過去の辛い感情をプラスマイナスゼロにしているといったところだと思います。その時に残った挫折感も長い人生の中で、「あの経験のおかげで今がある」と思えるようになってくれば、次にプロのヒーラーなんですね。
それを「無理」「できない」と足止めしてしまうのは本人であり、前は失敗したけれど、沢山経験した今ならば、誠実性を高くしていれば、前のように失敗する可能性はゼロに近くなります。

以上のように、プロヒーラーに向いている方と健康寿命は共通点がありますね。