盛り上がってますね、ラクビ―ワールドカップ。久しぶりに『日本男児』『男らしさ』という言葉がしっくりくる、観ていて安定感があります。その理由は、視えない力が影響を与えています。深く掘り下げてみました。

地元の応援

誰もが思っていると思います、地元日本の応援というのは、「視えない力」となって、後押しをしている、選手自身も「後押しをされている」という実感をインタビューで話しています。日本人の観客が他国の国歌を歌うことでパワーが出る、他国の選手にも力を与える日本人。視えない力はそういったパワーを持っています。

負けた経験が力になる

南半球のプロクラブによるラクビ―リーグ「スーパーラクビ―」で、ほとんど勝てなかった日本のラクビ―チーム「サンウルブス」。散々たたかれたけど、その時の経験が役立っています。小兵でも統率された群れで大きな敵に立ち向かうオオカミたちは、「全員が同じイメージが描ける」までに成長し、 ひとりに二人でタックルをする、粘り強さが身に付き、肉体だけでなく、心も強くしていったのだと思います。失敗があっても諦めずに続けていると、ある時失敗しなくなります。生き方と同じです。

4年後のビジョンがドンピシャだった

しっくりこない、迷いながら前に進む行動は、なかなか力が発揮できません。それは数値でも現れます。本番で力が発揮できないアスリートは、心の迷いがミスやタイムにつながります。4年前の日本ラクビーが掲げたビジョンが、選手の力が最大限に発揮できる環境を作り出し、選手の気持ちとずれることなく、ここに至ったということが考えられます。スポーツでなくても、目標に向かっていてもなんかしっくりこない場合、頑張る方向性が違っているようです。

不安を排除する行動

誰でも経験をしたことがないことに不安を感じますが、アスリートはその不安を排除するために、毎日トレーニングします。毎日続けることで、自信につながります。イチローや羽生結弦選手がトレーニングをやめないのは、自分への不安を排除するということもあるでしょう。わたしたちも、どんなことがあっても続けたいということが見つかった時、やめずにコツコツと続けるでしょう。それと一緒です。

やるのか?やらないのか?

続けていく中で、ジャッジしているのであろう「やるのか?やらないのか?」という自分への問いかけ。そこで「やる」と決めた人が、残っていき、今回の結果につながっています。途中で代表から落ちてしまった選手たちも、サポートするのか?しないのか?という問いかけと、今自分にできることに力を注ぐという選択をしたことで、みんなの頑張る方向性がピタッとはまっての結果なのだと思います。

いくつもの視えない力が働かないと発揮できないパワーを言葉にするとこんな感じです。意識して取り組めば、不可能も可能になるかもしれません。