
「もっと意識を上げなきゃ」「まだまだ低いな」
そんな焦りを感じたことはありませんか?
意識レベルの探求は、人生を深め、心の自由を得るための道です。けれど、いつの間にかその探求心が、“評価の物差し”になってしまうことがあります。
今回は、「意識レベルを上げたい」という思いの中にひそむ“落とし穴”について解説します。
そもそも「意識を上げたい」というのは誰の声?

意識レベルの学びをしていると、誰もが一度は感じるでしょう。
「もっと上の段階に行きたい」「まだ怒りやプライドがある自分はダメかもしれない」と。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
その「上がらなきゃ」という思いは、本当に“魂の声”でしょうか?
それとも、評価されたい、認められたいという、エゴ(小さな自我)の声ではないでしょうか?
たとえ、あなた一人の意識レベルが上がったとしても、周りの家族や職場の人たちが、フォースである場合に、「会話が噛み合わない」「イライラが溜まる」といった現象が起きます。一緒にいることが辛くなります。
可能であれば、あなた自身が成長を目指しながら、身近な人に意識レベルに関心を持ってもらうなどして対話を深めていくことで、時間差があったとしても、更に高い領域へと自然とステップアップをしていきます。
成長欲求が“執着”になる時

成長することや学び続けることはすばらしいことです。
しかし、「上がらなきゃいけない」という気持ちは、フォース(体に力が入る状態・欠乏)のエネルギーに変わってしまうことがあります。
意識レベルでいえば、それはプライド(175)や恐れ(100)の領域から来ています。
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〇「まだ十分でない自分」への焦り
〇「もっと高くならなきゃいけない」という他者との比較
〇「低い人と関わりたくない」という分離感
これらが芽生えたとき、どんなに“自分は意識レベルが高い”と語っていても、エネルギーの質は逆に下がっている可能性があります。目に見えている現実はどうでしょうか?
執着ではなく気づき

意識レベルとは、「力技」で押し上げるものではなく、「気づき」によって静かに上がっていくものです。
- 自分の感情や思考に気づく
- それを否定せず、受け止める
- その時できるベストを尽くす
このようなプロセスを繰り返すうちに、自然と意識が変容します。「上がろう」としていた時よりも、はるかに深く、安定します。
意識レベルの“罠”に陥らないために、意識の段階を知ることは、人生の地図になります。でも、その地図にしばられてしまうと、逆に迷ってしまうこともあるのです。
“怒り”があれば、「なにに自分は怒っているのか?」“欲望”があれば、「なにに執着しているのか?」“プライド”が邪魔をしているならば、「自分の抱えているプライドは、本当に必要なのか?」そう問いかけます。
自分への理解は深まり、感じきった先に、「どうしたら次のステップへ行けるだろう?」といった意識が向くようになります。
おわりに:あなたはすでに、進化の途中にいる

意識を上げようとする気持ちは、とても尊いことですが、足元を見た時に、現実との乖離を感じるなら、今一度立ち止まって内観し、捉え方をずらしてみるといいかもしれません。
あなたにとっての幸せの定義はなにか?あらためて設定をしてみたら、今の意識レベルでも「OK」が出せるかもしれません。
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