2016年に「ライフシフト」という書籍が出版され、高校生の娘に漫画化になったこの書籍をプレゼントしたことがあります。人生100年時代と言われ、生き方、働き方について話題になったその後、パンデミックで年齢は関係なく、どう生きるか?をいよいよ真剣に考えなえればと追い詰めらている人は多いと思います。

「なくなる仕事」で検索してみたら、「日本では2030年に既存業務の27%が自動化される見込み」と書かれていました。逆に新たな発想から、これまでになかった仕事も生まれてくるだろうと思うのですが、これまで組織で雇われるといった働き方が主流だったところから、わたしの周りには「ひとり起業」している人が集まっています。今回はひとり起業して良かったこと、継続するためのマインドをお話します。

時間の使い方が自由

最初の頃は、無駄にパソコンの前に座っていた気がするのですが、自分がどう生きたいのか?どうなりたいのか?3年後、1年後、今月の目標、では毎日なにをしたらいいのか?と逆算していくと、やることは決まります。毎日やることをいくつか書いて、それを淡々とやる。その繰り返しで実績が作られ、自信がつきます。しかしこのペースをつかむには、自分にあった伴走者に出会うことであり、うまくいっている方法を素直に真似てみます。1年間真似てみたけれど、自分には合わなかったという年もありましたが、それも結果、基礎体力をつけることにつながっていて、無駄ではありませんでした。今では集中する時間とリラックスする時間の使い分けができるようになり、ひとりの時間は新たなひらめきを生むことにもつながりました。

そして自宅で完結する仕事で移動時間がないため、その分運動する時間やメンテナンスする時間が確保できました。今は勉強したいこともオンラインでできるので、全く不便がありません。休日も決めているし、仕事をしている日はzoomで誰かと会話をしているので、孤独といった気持ちにもなりません。

固定費が非常に少ない

店舗を構えたり、人を雇ったり、機器代などの固定費はなく,最初は経費がほぼかかりません。準備の過程でメルマガを設定したり、これまでの経験から「仕事」として捉えるのであれば、Wordpress(ホームページ)が必須と思っていたので、起業初期に作り、その維持費がかかる程度です。
常に投資しているのは学び実践です。さまざまな悩みに応えるために、心や体のことを学んだり、生徒さんがプロとして活躍できるように、ビジネスの基本や全体像をつかむことをしています。

継続するためのマインド

継続するためのマインドは、どの業種でも同じです。まずは自分と向き合い、足かせとなってきた過去の感情を癒すこと。「がんばればできる」とか「勝ち負け」や「プライド」の意識では、相手の期待に過剰に応えようと頑張りすぎたり、最初は良くても提供する側の心が大きく上下するため辛くなります。

「相手を想って商品を作る」まずこれが腹落ちすると、言いにくいことも愛を持って伝えられるので、その時のベストが自然と尽くせるようになります。その繰り返しができた人が安定したサービスを提供できるようになります。

その点でいうと、ブレインクリア・セラピー®を学んで実践してきた生徒さんがいざプロを目指そうとなった時に、「自己受容」や「愛」の意識が身についているため、心のある商品が作れるようになります。それまでの人生経験が無駄ではなかったと感じることができます。

起業した人の72%は1年で廃業しているといった経済産業省のデータがありますが、このマインドがわかって実践できたら、継続できる人も増えてくるでしょう。

「過去の怒りや苦しみを手放す」やっぱりここが肝になります。