はじめに:完璧な医療や療法は存在しない

生きていたら30歳になっていた長女は、ダウン症と脳の萎縮を抱え、5歳のときに心不全で旅立ちました。
ほんの5年間という短い時間でしたが、彼女が遺してくれた教えは、現在私が行う、ブレインクリア・セラピー®の指標となっています。


西洋医学、東洋医学、そして代替療法。どれもパーフェクトではありません。だからこそ「改善、回復するのであれば、柔軟に併用する」という視点が大切です。今日は、娘から学んだ3つの智慧をお届けします。

①薬とセラピーの賢い使い分け

長女が2歳の頃、微熱が下がらずに通院を繰り返す中で、自分で治す力が弱まり、誤嚥性肺炎の一歩手前までいったことがありました。病院を変え、短期間だけ強い抗生剤を使うことで九死に一生を得ましたが、肺の一部がつぶれ、携帯酸素の手放せない生活が始まりました。28年前の、気候が変動する6月のことです。

この経験から私は、「薬は悪いものではなく、必要な時にうまく使うもの」だと学びました。
大切なのは、検査で現状を知り、自分で選択すること。そして、もし薬の副作用や内臓への負担が気になるなら、そこを補うために「セラピー」を取り入れ、自己治癒力を引き上げればいいと考えています。

実際、セラピーの現場でも同じような事例がありました。その後、難聴のご相談を何度かいただくことがあり、薬剤師の受講生から教えてもらったのは、突然の症状に対して最も早い回復方法は、短期間だけ抗生剤を使うことと教えてもらいました。そのチャンスを逃して、定着してしまったという話も耳にします。

「薬がダメ」という捉え方をしている方に、度々出会うことがあります。正しい情報を得た上で、「正しく恐れる(正しく使う)」ことが大切ではないかと思います。

② 「悩みの重さ」は人と比べるものではない

障がい者の親の世界でも、「あの子よりはマシ」と他人と比べて安心しようとする場面に出会うことがあります。しかし、障がいが軽くても重くても、それぞれに固有の苦しみや社会との壁があります。

これは、五体満足である私たちも全く同じです。
悩みは人それぞれであり、他人の物差しで測れるものではありません。誰かと比べている限り、自分の生き方の質は上がらないのです。あなたの悩みは、あなたにとって100%重いものであり、それを否定する必要はありません。

 

③ 大切な存在を亡くした「喪失感」との付き合い方

家族や大切なペットを亡くしたとき、その喪失感を癒せるのは「時間」だけです。わたしの体感になりますが、3年はかかるのではないかと。
無理に元気になろうとすることもないですし、もしできるのであれば、この体験に意味づけをすることで、力が湧いてくるかもしれません。
今回の捉え方のように、「人生の学びとして次に活かす」ということです。

残された側があまりに悲しみに引きずられすぎると、旅立った存在も心配して後ろ髪を引かれてしまいます。「もう大丈夫だから、安心してね」と、心の中で声をかけてあげること。そして、心が迷子になってしまったときこそ、感情を整理するためにセラピーの力を頼ってください。

まとめ:あなたの心と体に寄り添うために

体の不調や、思い通りにいかない環境を長引かせないために一番大切なこと。
それは「向かっている方向性が間違っていないか?」と、時々立ち止まって自分の心と体に問いかけることです。
娘が命をかけて教えてくれた「柔軟に、自分らしく生きる」という智慧は、歴史を振り返ってみても、現代を見つめてみても、とても難しいことのように感じますが、家族や受講生に、じわじわと伝わっていることを感じています。

完璧な人間も、完璧な医療もありません。だからこそ、頑なにならず、色々な手を借りながら、あなたにとって一番心地よいバランスを一緒に見つけていきましょう。答えに迷いが出たときや、一人で抱えきれなくなったときは、「ブレインクリア・セラピー®」を思い出してください。

【ブレインクリア・セラピー®は、講師やセラピストから受けることができます。】
全国認定講師の一覧はこちら
まずは体験してみたい方へ:セラピストはこちら