ヒーラーとは、人々の心や体、精神的な健康をサポートする人物を指し、様々な方法で人々を癒すことができます。
一般的に自然療法や代替医療を提供する人々を指しますが、それらの方法を使用することは、必ずしも彼らの仕事の中心ではありません。
ヒーラーは、その人の健康に影響を与える可能性がある要因を特定するためにお客さまとの会話を行い、身体的、精神的、そして感情的な健康に影響を与える可能性がある問題を特定するための様々な手法を使用することがあります。
たとえば、ヨガ、瞑想、マッサージ、レイキ、アロマセラピー、クリスタル療法、カウンセリング、心理療法などがあります。
そしてそのヒーラーを育成する養成講座では、技術だけを提供する講座が多く、技術を取得したとしても、質の良いヒーラーになれるとは限りません。教える人を選ぶ際には注意が必要です。
そしてヒーラー自身が自分の人生と向き合い、これまでの問題を解決し、安定したサービスを提供していく側になることが求めまれます。
今回は、ヒーラー養成講座の違いと見極め方をお伝えします。。
霊的エネルギーと宇宙エネルギーの違いを知る
霊的エネルギーと宇宙エネルギーとに違いがあることはご存じでしょうか?
日本で一般的に知られているのは、チャネリングやリーディングといった手法になります。これは、霊的な能力を使った技術です。
映像が見えたり、メッセージが降りてきたり、囁かれたりするといった霊的エネルギーとのコンタクトです。
霊的というのは、人間も含まれます。
ハイヤーセルフとつながる体験をする方は多くいますが、ハイヤーセルフとは「高次元の自分自身」のことを指し、自分自身の魂とか、魂の潜在意識などと言われているため、霊的な力を使った技法です。
わたしたちは元々誰もが霊感があるようで、例えば、行った場所で嫌な感じがしたとか、なんとなく、ピンときたという自然な心の動きも霊感に近い感覚です。
この自然な心の動きを発展させて、チャネリングやリーディングを習得していきます。これが霊的エネルギーを使ったスピリチュアルの技法です。
そのほか、お客様についている人や霊の念を軽くする方法で、やる側が自分の体に取り込んで上げる方法や、祝詞や南無阿弥陀仏を唱える方法も、同じ次元で行うため、霊的エネルギーを使った方法になります。
そして、宇宙エネルギーとは、人間などの物質を創り出しているエネルギーのようです。霊的エネルギーをコントロールする力があるように思います。
わたしがこれまで学んできた複数の宇宙エネルギー療法でも、ラップ現象や人や霊から飛ばされている念を軽くするといった技法を宇宙エネルギーに依頼して行うことで、変化が起きています。
これは、自分の霊的エネルギーを使っていません。
霊的エネルギーと比べると、目の前の対象者だけではなく、その先の対象者にも個人情報をいただかずとも変化が起こることはあるので、これまで不可能と思っていた問題にも活用することができます。
まずはあなたがどんなヒーラーになりたいか?
まずはあなたが、どんなヒーラーになりたいか?ということが大事です。
誰のために、どんなことができて、喜んでもらいたいのか?そこを考えましょう。
霊的エネルギーを使ったヒーラーは、見える映像や受け取ったメッセージを伝えます。オーラや過去世、未来世などがあります。動物の気持ちを五感を使ってくみ取る、動物対話士(アニマルコミュニケーター)というヒーラーもいます。
メッセージをもらえることで、安心して前に進みたいというお客さまに喜んでいただける技術です。
宇宙エネルギーは、主に体の不調や人間関係に変化を起こす技法になります。そのため、体や脳の知識、心理学、コミュニケーションのスキルが必要になります。
これまでそういったことを学んだり、仕事としてきた人にとっては、それを活かすことができます。宇宙エネルギーとつながって、やり方さえわかれば、比較的スムーズにサービスが提供できるようになります。
それぞれのデメリット
霊的なエネルギーを使う技術は、同じ次元で行うことになるため、いくつかのデメリットがあります。
❶相手の不調をもらうことがある
❷こちらのエネルギーをあげることにもなる
❸寝不足や肉体が疲れている時に、似たようなネガティブな感情を持った霊的なエネルギーに同調されることがある
敏感な人ほど、能力を鍛え、覚醒することによって、肉体的、精神的なダメージを受ける方が一定数でてきてしまいます。霊的なエネルギーと自分をセパレートする技術は、人によってはトレーニングが必要になり、数年かかることがあります。
宇宙エネルギー療法においても人間が仲介して行うので、間に立つ人間の感情が不安定の場合、無意識のうちに霊的なエネルギーを使ってしまうことがあります。
そのため万能とはいえません。施す側の揺るがない心の安定が求められます。
教える人の意識レベルは重要
スピリチュアルの技術に限らず、あなたも人から教わるという体験は、たくさんしてきていると思います。
学校の先生を思い出すと、大好きだった先生、理不尽な思いをしたこと、先生の言っていたことが今なら理解できるなど、さまざまな人に出会ってきているはずです。
教わったのは先生だけではなく、両親や祖父母、身近な大人からも、いろいろなアドバイスをもらって、わたしたちは大人になっています。
アメリカの精神科医が提唱している「17段階の意識レベル」を見た時、世界で争いが止まないのは、ほとんどの人が怒りやプライドを抱えていることであることがわかります。
その段階人たちが、力で人を支配しようとしてきた歴史が、地球ではずっと続いています。
実は教える側も、この怒りやプライドで止まっている人が多くいます。
勝ち負けで人を評価したり、独占欲から偏った見方になったり、そのため、考え方を押し付けることになったりと、それが人間の性質でもあるので、逆にそうでない人を見つけるのが、難しいと感じることもあります。
「この人から学びたい」という直観は大切にしてください。
最初からちょっとでも違和感がある時は、終わり方もそのような結果になることがあります。そして教わっている途中で違和感が出てきた時は、教える側と受ける側の意識レベルの差があることで、そう感じる可能性があります。
「どんなヒーラーになりたいのか?」「誰から学ぶか?」ここは必ず押さえて、見極める力を身に着けていきましょう。
複数で受けるのか?マンツーマンなのか?
あなたが、技術を取得することをメインとするのであれば、一度の開催でたくさんの人が受講するヒーラー養成講座でもいいと思います。もしあなた自身の心の成長にもフォーカスしたい場合は、困った時にすぐに相談に乗って、伴奏をしてくれるマンツーマンの講座を選択されることをおすすめします。
大規模な講座は20名から50名を超えるものがありますが、その場合「聞きたいことが聞けない」といったことが出てくるようです。
サポート講師に軽く流されてしまった経験をしている方もいます。
ヒーラーは自分の問題をある程度解決してこそ、安定して人の相談に乗ることができます。解決したい問題を手探りして遠回りするよりは、その場で疑問に直接教えてくれて、講座が終わるそのゴールまで伴奏してくれるマンツーマンをおすすめします。
【オンラインorリアル開催】自分にあった講座のスタイルを選ぶ
オンラインで受けられる講座がいいのか?それとも開催場所が決まっていて、そこに移動してリアルで参加するのがいいのか?これは講座の内容にもよりますし、講座のスタイルはさまざまあります。
リアルで参加することで安心する方もいますし、移動時間がもったいないと感じる方もいるでしょう。総合して経費を優先する方もいます。
コロナが落ち着いてきたことで、移動の制限もなくなり、リアル開催も徐々に増えてきています。
「どんなヒーラーになりたいのか?」「誰から受けるのか?」「どういったスタイルが、無理なく受講できるのか?」よく吟味をして結論をだしてください。