相手にはセラピーのことは伝えることができないけれど心配だから、ガンのいとこにセラピーをしてみたいということだったので、「今できることをやろう」ということになりました。それが今年の1月頃で、先日亡くなったことで、どんな状態だったのかがわかり、その中で不思議なことがあったと生徒さんからご報告をいただきました。亡くなった後、親戚から様子を聞いてみると、気づいた時はステージ4のスキルスがん。胃と腸が3カ所癒着していて、すでに手遅れと言われていたそうです。癒着を切る手術をすることになったのですが、手術の時点で癒着は3つから1つになっていて、その1つの癒着を切ってみると、便が沢山出るようになり、それまでのお腹の痛みが和らいだそうです。

生徒さんが言うには、セラピーを集中してやった後の手術だったということで、できることはやれたと思っていただけたようです。

病気になった時、本人が治したいという気持ちがある方と、そのまま抱えていたいという方もいます。死生観もさまざまなので、元気なこちら側が治ってほしいという気持ちと合致しないことがあります。

わたしたちの肉体はいつかはなくなります。なにかしらの理由でなくなります。死生観も違うので、生き方は本人が決めることになります。いつなくなるかも、わかりません。だから、パーフェクトではない自分を認めて、常に今できることにベストを尽くして生きることなんですね。

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