わたしは13年のシングルマザー経験がある。今22歳の次女はオーストラリアに行ったまま、コロナは関係なく、帰らないと、貧乏生活を満喫している。19歳の次女は短大生で独り暮らし。長女は6歳になる前に亡くなったので、今はみんなバラバラに生活している。当然うちの家族はスピリチュアル能力が全くない、いたって普通の家族。ちょっと違うといったら、娘ふたりして身長が180センチと日本人らしくないところだ。お顔はアジアンだけど。わたしがひとりを好む性格からか、娘たちも比較的ひとりで行動するものだから、もう3人では同居はできないと思うw みんな自由に生きている。わたしが母子家庭だった時代、彼女たちも沢山我慢をした。過去の辛い記憶はちょっとずつ、プラスに転換中の今、半年くらい前、三女から「初めて生理が長引いている」と相談された。
不正出血の原因として、女性としての抑圧などがある。「女なんだから我慢する」とか「やりたいことは我慢する」といった心理的背景が子宮にストレスをかけているとも言われる。独り暮らしをしている三女に心理的背景の話をして、「なにか思い当たることはあるか?」聞いてみたところ、バイト先で希望していない日にシフトを組まれたために気づかず、当日すっぽかしたように周りから誤解をされ、その中に「おばあちゃんに似た人がいた。」という話だった。2歳半から「こうじゃなきゃいけない」という想いの強い、きちっとしたおばあちゃんに育てられている三女は、常にダメ出しをくらっていた。誤解されて黙ってしまう癖がついた。「バイト先にいたおばあちゃん、ちゃんとしてて、すごくうちのおばあちゃんに似ていた」ということで、ダメ出しされていた過去が蘇って、なにも悪いことしていないのに、罪悪感を抱いてしまった…ということらしい。潜在意識と子宮にセラピーをして、その日のうちに生理は止まった。
おばあちゃんが悪いといった話ではない。自分にとってネガティブとなって残ってしまった記憶が、体に影響するということを子どもを通して再認識した出来事だった。起こった事実に対して言葉が少ない子どもにとっては、反論できずにモヤモヤだけが残る。消化でない感情は、大人になってからの人間関係で再発する。これを単なる自分の思い込みだった、あの時は悪くなかったんだと今からでも思うことができれば、ネガティブな記憶も薄まって、前を向いて歩ける。その積み重ねが、病気や人生の問題を解決し、本当の自分に近づく方法だと思った。このことに気づいてから不正出血はないそうで、コロナが流行るちょっと前、久しぶりにおばあちゃんに会いに行き、楽しく過ごしてきた。おばあちゃんのおかげで今がある。ほんと「病は気から」だ。