30代から40代前半のエステティシャン時代のうち、体力がないわたしは、ほとんど気力で続けていたように思います。体のむくみ、日中の睡魔、夕方のめまい、手の震え、動悸等、大きな病気ではなかったものの、不調は常に抱えていていました。今考えると、「健やかな体」の優先順位は後ろの方で、それを自分で選択していたからだと思います。50代になり仏教の歴史や体系をちらっと学んでみると、自分にとってのストレスの見極め方を、自然と体得していたことに気づきました。過去にあった症状は、現在すべてなくなりました。ブレインクリア・セラピー®の受講生にも話す、基本的なストレスの見極め方をお伝えします。
「風邪をひいた」だけで終わりにしない
「風邪をひいた」事実だけで、終わりにしてしまう方は多く、その前にあったことが、自分の体にとってストレスだということに気づきましょう。
簡単な流れを書いてみると、①なにか緊張することがあった→②交感神経が優位になる時間が増えた→③免疫が下がった→④免疫が下がったところにウイルスが入った
といった過程を踏んで、風邪をひきます。
①なにか緊張することというのは、環境の変化が気づきやすいと思います。引っ越し、クラス替え、部署異動、イベントなどの他、それにより、苦手な人とやり取りすることが増えた、過去のトラウマから、自ら緊張感を作り出している人もいるように思います。
なんで風邪をひくのか?その大元を辿って、自分なりの答えが出たら、次に同じような環境になる時、心構えもできるし、過剰に緊張しないための策を考えてもいいですね。不安要素をはじめからある程度排除する方法もあります。危機管理能力も高まっていきます。
「ケガ」の時は?
ブレインクリア・セラピー®で考えられるのは、頭の中にあれもこれもと問題が山積みになっていて、集中注力が欠けていたということがあります。もしくは他人からの妬みや執着などの生霊が、足元に飛んできて転ぶといったことが起こることもあります。そういった時は、肉体を酷使して疲れている、睡眠不足等、自分のエネルギーが低下していることで起こります。どのくらい体が疲れていると、こういったトラブルに遭遇するのか?体験してみることでわかります。なにごとも失敗が学びになります。次に生かせれば、それは成功になり、その積み重ねがストレスの回避につながり、病気の予防にもつながります。
自分の内側をよく観察する
「やっているけれど、できない」となった時。もっと自分を観察することが必要です。あなたの体を理解できるのはあなただけで、やり方は伝えれるけれど、そこから五感を使って、集中しする時間を作り、自分に意識を向けます。だから瞑想が流行っているというのがありますが、やっているフリにならないように、ある時、「そういえば風邪をひかなくなった」「トラブルに遭わなくなった」など、結果としてでてきますから、自分を観察する時間を作ってください。