育った環境で、培われた思考や行動というものは非常に根が深く、怒りや苦しみを抱えて生きている人が 世の中のほとんどを占めているように思います。そしてその原因を外側に求めてしまうのが人間でもあるのですが、ブレインクリア・セラピー®️の講座では、セラピーをより体感するための目安として、アメリカの精神科医が提唱している「17段階の意識レベル」を参考にしています。仏教を少しだけ学んでみたら、わたしなりに気づいた共通点と相違点があったので、お話します。

共通点は「悟り」

亡くなった人を送り出す役割と思っていた仏教は、もう少し興味を持って学んでみると、怒りや苦しみを手放し、喜びを得るためのお釈迦さまの教えであり、その先に悟りがあるということでした。

17段階の意識レベルの理論でも、一番上になるのが「悟り」になります。悟りというのは表現するのが難しく、そこに行き着いた人しかわからないということですが、悟りの中にもレベルがあり、悟りに行った人がブッダと呼ばれ、そのちょっと手前が阿羅漢(アラカン)という存在だそうです。

それは17段階の意識レベルでいうと、「ログ」で表現されています。自分の体から出るエネルギーの数値です。ブッダは1000で、ナイチンゲールは700と言われていて、これでいうとナイチンゲールは阿羅漢であるのかなと思いました。

相違点は「悟り」へ向かうための方法

悟りに向かう方法は大きくふたつに分かれているようで、お釈迦さまは自力で悟りを開かれた上座部仏教と呼ばれます。世俗を生きる人にはかなり厳しいルールがあり、地域や時代と共に受け入れにくくなっていったそうです。
もうひとつはお釈迦さまが亡くなってから後にできてきたのが大乗仏教で、出家や修行をしないでも大いなる力を借りて悟りに行けるという、現在日本で広まっている仏教をそのように言うそうです。
ざっくりいうと、自分の力で行くのか?大いなる力で悟りを目指すのか?という違いです。

大いなる力というのは、わかりやすいものでいうと、お経を唱えることで悟りに行けるよと教えている宗派がいくつもありますね。ブレインクリア・セラピー®は宗教ではないのですが、お経とは違う「大いなる存在」の力を借りて、過去の感情を癒し、最速で意識レベルを上げていく方法です。

ブレインクリア・セラピー®️の講座では、宇宙に存在を認知してもらう方法として、17段階の意識レベルを取り入れています。意識レベルの表の神の視点での9番目に「許認」があります。この辺りから、私自身が意識レベルが上がれば上がるほど、セラピーの体感と共に、自分の人生も上昇していったと感じられ、低かった時と比べると、現実があっさり変わることがとても増えてきました。その先に「悟り」がたまたまあったという感じです。
受講生も同じく、意識レベルが上がると体も心も軽くなるし、宇宙とのコンタクトが取れやすくなっています。驚くような良い引き寄せが起こることも増えてきます。

憧れより、怒りを手放し自己受容が先

仏教の歴史を学んでみると、「お釈迦さまのようになりたい」「ブッダになりたい」といった憧れが悟りを目指すことのきっかけになるようにも感じたのですが、ブレインクリア・セラピー®での学びや実践では、自分らしく生きるとか、健やかな心身を手に入れるために、怒りや苦しみの感情を大いなる存在の力を借りて癒しながら、困っている人のお役にも立つ体験ができます。いつでもベストを尽くしていると感じることもできます。もしかしたらその先に、悟りがあるかもしれません。

苦行は否が応でも人生のうちで経験します。その苦行をプラスに転換できたら、修行しなくても悟りに行き着くことは可能ではないかと思います。