自己認識のズレが生む「現実と理想のギャップで揺れている」サインに気づこう

  
意識を高めたい、自分は意識レベルが高いと思っている、意識レベルの判定ではパワーと言われた。

がしかし。

現実が思うように整わない。願っているけれど叶わない。
そんな経験はありませんか?

実は、「自分は意識が高い」と思っている時ほど、内側では“本当の自分”を見失っていることがあります。



逆をいうと、野球の大谷選手や将棋の藤井聡太さん、ミュージシャンの藤井風さんなど、自分のパフォーマンスを発揮した上で、人々に影響を与えている人が、自分自身の意識レベルにこだわっているようには感じません

気にしていないということです。

それよりは、目標とする結果を出すことや、伝えたいことをアートを通して皆に発信することに意識を向けていると感じます。

地に足をつけて冷静に自らを分析して、コツコツと努力を積み重ね、現実を作り出しているということです。


そして迷っている人に多いのは、「意識レベルが高いことが良いことだ」という捉え方をしています。

理想の意識像を追いかけ、頭では理解したつもりでも、頑張る方向性が違っている可能性があります。

 

現実と理想のギャップで揺れている人は

・「愛」「感謝」「光」という言葉を多く使うけれど、現実では他人にイライラしてしまう。
・「ネガティブは波動が低い」と感情を抑え込み、無理にポジティブを保とうとする。
・問題が起こると「霊的な影響かもしれない」と、本当かどうかわからないことに意識を向けてしまう。

これは、自分の期待通りに現実が変わらないことにがっかりしていたり、過去のネガティブな体験が癒されないまま「私の意識レベルはパワーだから大丈夫」と思い込んでいる節があります。

現実との乖離を見たくない防衛的なポジティブであり、「自己肯定」と「自己正当化」を混同している状態です。

これは自分の問題として捉えることができずに外側に原因を求めてしまう「フォース」の意識領域です。フォースの解説はこちら

≪意識が上がっていく途中経過≫
・他人を変えようとせず、「その人にも理由がある」と理解できる
・物事に寛容になる
・答えを外側に求めなくなる
・自分に集中する時間が増える
・直感が穏やかで静かに働く

自己認識を深める3つのステップ

  • 避けている感情を観察する
     本当のテーマ(癒すべき・理解すべき部分)が隠れています。
    例えば「怒り」が出た時。なにに怒っているのか?深堀りをします。
    「大切にしてほしかった」「思い通りにしたかった」そこから「本当は自分が満たされたい」という素直な欲求があることがわかります。

  • 他者をジャッジした瞬間に気づく
     例えば子供に「どうして言うことを聞かないの?」と感じた瞬間。
    あなたの中の「コントロールしたい」「正しさを押し付けて安心したい」という側面が刺激されています。そこに「まだ受け入れられていない自分」が映り、気づくことで、「相手を信頼して委ねる」方向へ意識が向きます。

  • 現実を霊的な意味づけで終わらせない
    例えば、人間関係のトラブルがあった時。『前世からのカルマや魂の修行』だけで終わらせてしまうと、違う人間関係で再び同じようなトラブルが起きます。
    その時にできる現実的なコミュニケーションや行動を起こすことや、次の対策を準備しておくなど「この体験から何を学び、次にどう活かすのか?」その視点と行動を繰り返すことにより、同じようなことが起きても見え方が全く変わります。
    最終的には「トラブル」といった捉え方ではなくなります。


    どれも「無意識の自分を知るチャンス」です。

意識レベルが本当に上がっていった人の特徴

  • 一瞬怒りが出たとしても早く俯瞰して怒りの根源を見つけている

  • 外の情報に振り回されず、内側を静かに整える時間を必ず作っている。

  • 学びを「知識」ではなく「体験」として落とし込んでいる。

意識の学びは、階段のように段階的に進みます。
「わかっている自分」と「まだ理解していない自分」が共存しますが、幸運は準備された心に宿ります。「学び続け実践する」この言葉に尽きます。

フォースからパワーの領域に移行する時。自分の未熟ささえも受け入れる勇気が後押しします。その瞬間から、現実は静かに変わり始めます。



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