スピリチュアルが好きな方は、一度は前世を知りたくなったり、強烈なスピリチュアル体験が欲しいと思ったことがあるのではないでしょうか。わたしも15年ほど前、有名な透視能力者に3つ前までの過去世をみてもらったことがあります。その後、誘導瞑想や催眠療法など、自分の体を使って前世や亡くなった娘を呼んでもらった経験があります。今回、過去にみてもらった前世を思い出そうと試みたのですが、思い出せません。そして誘導瞑想は、自分が一度地球を離れて、また地球に戻った時に映像が視えるというものでしたが、恥ずかしくてやっぱり書けないほどの願望。容姿が美しいとか、宮殿とか、バラとか、ピアノとか。まるでベルサイユのバラ状態。それがたとえ前世だったとしても、今の人生にほぼ影響はありません。

催眠療法では切腹してたり、亡くなった娘は「ありがとう」と言っていたり、しっかり催眠がかかっていたのかもわからないし、その時は催眠にかかっているフリをして、自分でひねり出したような気分でした。そんなことよりも、今ラップ現象が止められたり、体に霊が入り込んでいて体調が悪いと訴えるクライアントの苦痛を和らげることが出来ていることや、自分とつながっている宇宙を信じることで、「娘は成仏しているか?」と確認した方が、よほど納得ができます。そして生徒さんが益々スキルアップして、クライアントに喜ばれる声を聞くと、前世にしても、過去の感情や体験は、どうでも良くなっていることがわかります。セラピーを受けると心身の扱い方次第で、早々霊的な影響を受けることがないのですが、強烈なスピリチュアル体験がしたい、リーディングといった映像がみえるようになりたいとか、過去世に関しても、人間や霊の感情の世界での体験なので、そういったことにこだわり続けると、依存、執着が強くなり、なにかトラブルが起こった時の逃げ道になります。結局自分の人生に責任が取れない人生を繰り返すことに繋がります。人間だから感情があり、その世界で生きていくわたしたちですが、感情や感覚、体験を脳に思考として刷り込んでいるのは自分であるので、それを抱え続けるのも選択のひとつだし、醜い感情も認めて消化をして、前に進むのも選択のひとつです。自分の経験からすると、後者の選択をしたことで、強烈なスピリチュアル体験がなくても今の自分があるし、前世や誘導瞑想も、今に至るための単なる確認作業で、現実が変わるものではありませんでした。そしてその頃に比べたら、歳は取っているけれど、健康になっているのは間違いありません。過去は変えられないというけれど、自分の捉え方次第ということです。コロナによって現実社会が大きく変わる中、目に見えない世界への探求がより深まるように思いますが、スピリチュアル(霊性)にこだわり過ぎるのは、心身にとってはあまり良くありません。なにごともバランスが大事ですね。

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