忙しいことが良いことだと思う意識レベル

治療家・整体師に限らず、スケジュールをいっぱいにして、充実感を得ている方は多い。あれもこれもと『欲望』が先行してしまう、もしくは体に危機感を感じながら、問題を先延ばしにしている状態。または、自分の本当の望みではないのに、周りの期待に応えすぎてしまう場合もそうで、この状態は、体から出るエネルギーはそこそこあるから気力である程度までなんとか乗り切れるけれど、内臓などの細胞にとっては、負担が重い。若いとか歳とか関係なく、『欲望』に細胞がついていかない状況が不調の始まりだ。この意識レベルの中にいる治療家・整体師は病気に注意。あなたは自分の体の声が聞こえているだろうか?

細胞の声を無視していないか?

最高のパフォーマンスは発揮するには。

わたしもエステティシャン時代、毎日沢山の予約が入っている時、それをこなした時、ひとりで月に100万前後の売り上げが上がった時、そこに充実感を感じていたことがあったが、自分の体の状態は酷かった。足はパンパンに浮腫むし、動悸もあるし、施術中にウトウトしてしまう、なんてこともあった。施術後、毎日11時頃に自宅に帰り、お風呂の中で寝る…といった危険な行為を繰り返していた。100万を越える売り上げが時々あったとしても、足を引っ張る月もあったから、流行りと共に購入する機械の支払いや仕入れにお金は消え、頑張っても報われない。小さい頃から言われてきた根性論なんて、なんの意味もないと思った。わたしは、頑張る方向性を変えたことで、体調が良くなり、大切な家族とクライアントだけにエネルギーを注げる環境になった。頑張る方向性がドンピシャじゃないと、人は最高の力を発揮できないのだ。

学生時代に出会った治療家の突然死

高校生の時に腰痛になって、アスリートも通うゴッドハンドを紹介してもらった。
当たりも柔らかくて、優しい口調の40代の先生。当然施術も良かったんだと思う。ただ今も覚えているのは、先生の顔色は非常に悪かった。しばらくたって先生は突然亡くなったと聞いて、どうしてだろう?と思っていたが、4~50代の治療家が突然死する話を整体師の生徒さんから聞いて、今のわたしには、原因が想像できた。だから今、治療家・整体師の方には耳を傾けてほしい。命を縮める理由は、働き方の他にも、見えない存在は影響するよと。

もっと自分を大事にして

人生100年時代、ライフシフト

治療家や整体師はクライアントの体に触るし、不調になった原因なども掘り下げて聞いていくこともあるから、クライアントからのネガティブな感情や邪気といったものを受けやすい。だからなおさら、自分の体の声に耳を傾けなくてはいけない。今の環境はいつまで続けられるのか?頑張る方向性は間違っていないか?人生100年も生きるならば、健康寿命を延ばすには何ができるか?まずは自分が取り組んで、見せることで、クライアントもついてくる。

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